小林秀徳研究室

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爲据天山臺波奇寺

楠葉(くすのは)は朝の陽(ひ)に輝いて
山鳥達は何をか騒ぐ
急(せ)かれる胸の思いを込めて
一人池の畔(ほとり)を辿れば
仄暗(ほのぐら)きロビィのいつもの椅子に
懐かしい花の微笑み

夏の日の密林の思い出に
木鼠達は栗もてあそぶ
虹の向こうに思いを馳せて
一人山の頂きを見れば
茜(あかね)さすモノレール軋(きし)む窓辺に
振り返る君の面影

秋たけて宵祭り騒がしく
満月かがり鼓笛(こてき)の調べ
歌う心に愁いを秘めて
一人森の木蔭に憩(いこ)えば
闇を増すベンチの人声絶えて
いざなわん星のささやき

ラマダーンの月の夜の喉ごしに
命なりけり一椀(ひとわん)の水
旅路は遠く西なる聖地
一人転(ま)ろび大地を抱(いだ)けば
人波(ひとなみ)のサラート声高らかに
偉大なれ聖(きよ)きまなざし

過越(ペサハ)と復活(イースター)に祝盃を
春爛漫の花見のうたげ
五十六億七千万よ
一人天の兜率(とそつ)を仰げば
定め知るラダーの柄(え)を執る手と手
融合(かよわ)ずや政策(こころ)と文化(こころ)

政策は明日(あした)へのこころざし
文化は日々の人のいとなみ
融合(とけあ)わんかないざ雄叫(おたけ)びに
一人夢の帷(とばり)を下ろせば
砕け散るロックの爪音(つまおと)高く
酔いしれて闇をめぐらん



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